好きだったのに、遠回りしてしまった話

ストーリー

圧倒的にできる友人との出会い

私にはプログラミングに興味はあったのに、
一度「自分には無理かもしれない」と感じた幼少体験があります。

それは中学生の頃の話です。

当時、とても仲の良い友人がいました。
血液型がB型で、少しマイペースな性格のH君です。

彼とはよく一緒に宿題や課題をやっていました。

ただ、彼のスタイルは自分とは全く違っていました。

やる時は一気に集中して終わらせる。
そして終わった後は、ゲームやパソコンで思いっきり遊ぶ。

いわゆる「メリハリ型」の人間でした。

しかも、それがしっかり結果にも出ていて、
理解力も高く、作業スピードも早い。

正直、「すごいな」と思う反面、
どこかでこう感じていました。

「自分とは違う次元の人かもしれない」

自分もパソコンやプログラミングには興味がありました。

でも、H君のように

しっかり理解して使いこなす側

にはなれない気がしていたんです。

気づけば、
自分は使う側でいいや
と考えるようになっていました。

今振り返ると、
この時すでに小さな挫折が始まっていたのだと思います。

ただ、この感覚は後になって大きく変わることになります。

興味はあったのに、踏み込めなかった理由

一方で、自分はというと、
なかなか課題が終わらず、
途中で集中が切れてしまい、
結局「遊ぶところだけ一緒にやる」ようなタイプでした。

ただ、不思議なことに
ゲームやパソコン、プログラミングに関しては、
どちらかというと自分の方が得意でした。

当時流行っていたゲームの音楽をコピーしてみたり、
簡単なゲームを一緒に作ってみたり。

あの頃は本当に、
「こういうことを仕事にできたらいいな」と
自然に思えていた気がします。

でも現実は違いました。

勉強やテストの結果では、
H君に圧倒的に差をつけられていました。

その差を感じるたびに、
「自分はこっちの道ではないのかもしれない」
と思うようになっていきました。

中学を卒業してからは、
お互い進む道も変わり、
自然と交流もなくなっていきました。

そして自分はというと、
高校、大学と進むにつれて、
少しずつ考え方が変わっていきます。

やりたいことよりも、
「どうやってお金を稼ぐか」

気づけばそちらを優先するようになっていました。

あの頃感じていた
「作ることの楽しさ」

「夢」
は、
いつの間にか後回しになっていたんだと思います。

遠回りして、また業界(好きなこと)に近づいたこと

その後、大学生活の中で
留年と休学を経験しました。

一度立ち止まるような形で、
半年間の休学を取ることになります。

ただ、この期間に
大きな転機が訪れます。

任天堂本社での契約社員としての採用が決まったのです。

もともとゲームが好きだった自分にとって、
まさに夢のような環境でした。

仕事はゲームのデバッグ。

不具合を見つける作業をしながら、
休憩時間には仲間とプレイステーションで遊ぶ。

「どれだけゲーム好きなんだ」と思うような仲間と一緒に、
本当に濃い時間を過ごしました。

今思えば、
あの頃が一番
「純粋に好きなことに触れていた時間」
だったのかもしれません。

その後、大学に戻り単位を取り直し、
無事に卒業。

無事内定を取って就職できたのは意外にも「京都での営業職」でした。

当時は「お金を稼ぐこと」への意識が強く、
周囲にも起業志向の仲間が多く集まっていました。

いわゆる「アントレプレナー」を目指す仲間の空気の中で、
自分もその流れに乗ろうとしていました。

しかし、結果は思うようには出ませんでした。

営業としての成果も出せず、
「この道は違うのかもしれない」と感じ、
将来像を描けなくなっていきました。

そして次に選んだのが、
製造業での二交代制勤務でした。

現実的にお金を稼ぐことを優先し、
工場で働く日々。

ただ、その中で一つだけ、
自分の中に変化が生まれます。

稼いだお金で、自分専用のパソコンを購入したことです。

そこから少しずつ、
新しいつながりや情報に触れる機会が増えていきました。

今では当たり前になったインターネットも、
当時の自分にとっては
「新しい世界に触れる入口」のような存在でした。

ここから、
止まっていたはずの流れが、
少しずつ動き始めていきます。

そして意外にも新たな異性との出会い

パソコンを手に入れてから、
少しずつ自分の中で変化が起き始めました。

最初にハマったのは、
いわゆる「自作PC」でした。

パーツを一つひとつ選び、
組み合わせて、自分で一台のパソコンを作る。

単なる「道具」としてではなく、
「中身がどうなっているのか」を理解しながら触れる感覚は、
とても新鮮でした。

ここで、
ハードウェアとソフトウェアの両方に興味を持つようになります。

Windows95の時代から、
OSのインストールや設定、トラブル対応なども含めて、
自然と知識が積み上がっていきました。

今振り返ると、
この頃の経験が
フィールドエンジニアとしての基礎になっていたと思います。

さらに当時は、
個人でホームページを作ることが流行っていました。

自分もその流れに乗り、
HTMLや簡単なスクリプトを触るようになります。

中でも印象的だったのは、
CGIを使った簡易的なチャット機能でした。

今でいうSNSやチャットの原型のようなもので、
「動くWeb」に初めて触れた瞬間でした。

JavaScriptもまだ発展途中の時代で、
すべてが手探りでしたが、
それが逆に面白く攻略をしているかのような
まるで冒険をしているような感覚を今でもはっきり覚えています。

そして、その関わりの中で
ある出会いがありました。

ネット上のコミュニティで知り合った、
北海道から参加していた一人の女性です。

この出会いが、
自分の中で止まっていた流れを
さらに大きく動かすきっかけになっていきます。

長くなってきたので、続きは次の記事で
詳しくお伝えしますね!

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